2011年07月31日

農商工連携 商品・サービス化の本質

昨日は農商工観光連携の研修講義の担当日でした。
講義の一つが、実際の商品開発の現場を仮想体験する、
ロールプレイングでした。

今回の連携による商品テーマを、農家の資源である大豆
を使って、醤油メーカーと連携して新しい醤油関連商品
を開発すると仮定し、グループ毎に討議をして簡単な開発
構想を立ててもらう内容です。

予め、両者の経営課題や市場動向など、情報データを
一緒に教えた上で討議をしてもらったので、進行は
ある程度スムーズに進みましたが、受講者の議論を聞いて
いてふと気になるたことがありました。

それは、どうしても資源である大豆を活用した商品コン
セプトやアイデアにばかり話が熱くなり、消費者ニーズの
観点や売上を上げていくプロセスとして、重要なビジネス
モデルの構築がやや不十分な傾向が見られたのです。

これまで、まちおこしや地域資源を活用した商品開発の
現場を多く見てきましたが、消費者ニーズの捉え方があい
まいであったり、マーケティングが不十分なため、ビジ
ネスモデルとして成立しづらい計画を立てるケースが
ありました。

確かに、連携によって自分達の経営資源(地域資源)を
どう活用して商品をつくるのかということは大切ですが、
商品開発はあくまで手段であって目的ではありません。

商品開発の目的は、連携によってシナジーを生んだ先に
「利益」を創出することです。
そのためには、中小企業に合わせたマーケティングを行わ
ないと正しい判断ができません。

つまり、まだ作り手のシーズ側からの発想が中心であり、
本当の意味で消費者視点のものづくりということを意識
できていないのではないでしょうか。

こうした農商工連携のような場合、これまでの「売れる」
ためのマーケティングではなく、「買いたい(また食べ
たい)」と顧客中心型のつながるマーケティングへ、
量から質への転換が重要です。

そのためには、いかに効果的なブランディングが図るかが
ポイントになってくるのです。

量を売るブランド化は、ナショナルブランドが取る手法です。

私の展開しているブランドマーケティングでは、まさに
商品・サービスのを高めるための戦略を展開します。
  


Posted by 株式会社コミュニティブレインズ at 23:15Comments(0)商品・デザイン

2011年07月28日

ロングセラー 無水鍋の人気

今年の夏は、節電や省エネに努力されていると思います。
私は、普段からエコライフを実践している方なんですが、
ある鍋が省エネというキーワードで新たな人気になりつつ
あります。

広島で1953年に生まれ、50年以上ロングセラーを続けて
いる「無水鍋」です。

この鍋は、ネーミングのとおり水を使わずに調理ができる
というのが特徴で、「素材の旨味と栄養を生かしたスピーディー
な料理をいかにつくるか」を追及して完成された商品です。

発売当初から人気となり、巷では厚手鋳物鍋のベストセラー
と云われてきた鍋です。

私が注目するのは、50年間「ブランド」守り続けてきたパワー
です。

時代がどんどん変わってもなぜが愛され続けるのか・・・。

無水鍋は発売以来、基本的な機能とデザインを変えていません。
変えたことは、ライフスタイルの変化に伴い、無水鍋も炊飯用、
IH用と消費者のニーズに合わせた商品ラインナップを増やして
います。

そして、定番である無水鍋は、50年間そのコンセプトを忠実に
守りながら、より消費者の使いやすさを考えて細かい部分で
改良を続けています。

前回のブログ「このご時世、「大は小を兼ねる」のか??」でも
書きましたが、重要なことは消費者ニーズをどれだけ商品に
反映していくのかということです。

そして、お客様にどんな価値を提供するのかという
ブランドをどう表現できるかが勝負なのです。

あくまで消費者に迎合して機能やデザインを変えるのではなく、
消費者の声を活かして商品に活力を与え続けることが大切なの
です。

無水鍋は、鍋の特徴である、栄養を逃さない調理法を活用した
健康レシピや、楽しいキッチンライフが楽しめるオリジナル
レシピを展開することで、毎日の調理を通じて喜びや生活の
提案を与えています。

まさに、鍋を売っているのではなく食事を豊かにするコトを
売っているのです。

普段の食生活を豊かにするために、無水鍋はきっと皆さまの
お役に立つことでしょう。   


Posted by 株式会社コミュニティブレインズ at 11:22Comments(0)商品・デザイン

2011年07月27日

このご時世、「大は小を兼ねる」のか??

最近、自分の中でこれまでの常識がだんだん変わってきて
いるなーと思うことがあります。

例えば、テレビを買う際、以前まではならせっかく買うなら
大きいサイズを買っておいた方が後で後悔しない、損しない
だろうと考えたりしませんか。

車も、以前は家族でドライブに行くなら、やっぱりミニバン、
どうせなら7人乗り・・・、なんてこともよく耳にしました。

いわゆる「大は小を兼ねる」ってやつです。

でも、今は何でも大きれけば良いという価値観が薄れてきて
いるように思います。

車の世界は、今はエコカー人気に負けないくらい軽自動車
が人気です。

携帯電話も、多機能で高価な「ガラパコス」と言われる
日本の携帯より、海外ではシンプルな最低限の機能しか
ないものが人気だったりします。

家電製品も、多くは小型でコンパクト、軽量、シンプルと
いう流れです。

これを地域の商品、特産品に置き換えてみると、不思議な
ほど「大は小を兼ねる」という類の商品が出てきます。

いわゆる、商品の容量、形状が大きすぎて食べきれない、
買いづらい
商品がたくさんあります。

少子高齢化で人口減少が進み、独身世帯が増える中で
消費者の属性や動態、社会の情勢に合わせた対応を
取らなければなりません。

地域では、頭打ちの現状を打破したいとして、新商品を
開発したいとする依頼が多くあります。
でも、果たしてそれが一番良い方法なのでしょうか?。

実は、容量や形状を見直したり、品質を見直すことで売上が
変わることがあります。

つまり、このご時世、商品アイテムを増やせば利益が増える
訳ではない
ということです。
とにかく、作れば売れる時代は終わったのです。

まさに「大は小を兼ねない」ことの事例です。

本当に新商品を開発することが会社にとって得策なのか、
マーケティングを先に進めた方が良いのではないかと
思うことが多いです。

パッケージをリニューアルしたり、デザインを変えることで
商品の良さを活かされたりします。

そして、消費者にとって使いやすい商品、食べやすい商品
など、顧客満足度を上げるための商品の機能価値を高める
ことの方が大切だったりします。
(これは、コトづくりへの発想の転換につながります)

こうした対応をマーケティングできて改善できる会社は、
本当に強みが活かされていきますね。  


Posted by 株式会社コミュニティブレインズ at 23:10Comments(0)商品・デザイン

2011年07月26日

加点法で長所を伸ばそう

現場の管理者の方なら身に覚えがあるかもしれません。

職場やオフィス、店舗を改善したい一身で、ついスタッフに厳しく
接してしまうことがありませんか?。

例えば、アルバイトの教育で厳しく指導するとすぐ辞めてしまう・・・、
なんてことをよく耳にします。

管理者は、けしてスタッフを責めているつもりはないのです。
ただ、彼らに成長してもらいたい、理解してほしいという熱い
気持ちがなかなか伝わらない・・・。

長年、人材教育などコーチングをしている先生から先日伺った話
では、人間は何歳になっても人に認めてもらいたい、評価して
ほしいという願望がある
そうです。

人を評価する際には「ほめる」という姿勢が大切で、小さなこと
であっても人をほめてあげることで、自然とやる気が生まれたり、
モチベーションが上がり、仕事の質が向上することが研究結果でも
実証されています。

私の場合、現場での指導に置き換えてみると、ほめるということ
はプラスの評価を与えてあげること
だと実感しています。

つまり、常に完璧な状態を考慮して100点からできないこと、問題
点を減点していく方法では、思考がどうしてもネガディブになり
がちです。良い効果が生まれにくい環境を作ってしまいます。

私の場合、日頃から商品評価を依頼されることが多いのですが、
業界でば減点法で考えるのが一般的です

しかし、減点法ではなく「他にはない特徴がある」、「よい点を
積極的に評価する」として加点法で捉えてみると強みにより
焦点をあてることになり、結果として商品の良さ、長所を違った
角度で理解することにつながります。

加点法によってその商品のもつ個性を活かすことができるのは、
とても意義があります。
(逆に言えば、加点できないということは特徴が弱いということ
でもあるのです)

これからは、商品・サービスの現場でも加点法で長所を伸ばす
新しいコミュニケーション型の仕事が重要視されてくる
んじゃ
ないかと思います。

これから、加点法を効果的に使っていくしくみ、またはどのよう
にほめると効果が高いのかなど、色々と実践してノウハウ化
していきたいと思っています。
  


Posted by 株式会社コミュニティブレインズ at 23:40Comments(0)経営・事業戦略

2011年07月25日

「極める」ことの奥深さ

最近、「極める」ということの偉大さを強く実感しています。

とことん物事を追求し、徹底的にこだわり、これ以上はない
というギリギリのところまで達することをどれだけ成し遂げ
られるか・・・、

「極める」とは実に奥が深いものです。

何かを極めた人というのは、表からは計り知れないものすごい
パワーや才能を秘めているからなんじゃないかと思うことが
あるかと思います。

でも、その陰で多大な努力と苦難に耐え、そして継続したか
らこそ結果が出せるのです。


経営者の方とお話しすると、景気や経済動向が厳しく、明る
い展望が見えない、悲観的な見通しを持ちながら、次の一歩
をどうしたらよいのか、将来や次の可能性をどう見出したら
良いのか、疑心暗鬼になっていることがよくわかります。

結果はすぐに出ないかも知れません・・・。

そのチャンスはすぐに訪れないかも知れません・・・。


でも、極めることを目標に、その結果を自ら呼び込みこと
は誰でも挑戦できるのです。

そんな時代だからこそ、ホンモノしか勝負できない、極める
ことに価値があるんだと思います。

私は、これまで皆さんの経営・事業の縁の下を支えるために
様々なお手伝いをしてきました。

そして、経営者の方がどんどん笑顔になる瞬間に立ち会う
ことができました。

実は、コレこそが私が地域戦略マーケッターとして誇れる
ことの一つです。

経営者や生産者の笑顔を一つでも多く作れるように、これからも
ブランドマーケティングを実践して、極めるためのご支援を
続けていきたいと思います。  


Posted by 株式会社コミュニティブレインズ at 23:17Comments(0)経営・事業戦略

2011年07月23日

「 冷珈 (れいこー)ソーダ」から見る売れる戦略

近所にある上島珈琲店で、夏季限定商品で気になるものが
発売されていました。

その名は「冷珈(れいこー)ソーダ
$ 『ブランドマーケティング実践法』☆地域戦略マーケッターのブログ☆

「一体どんな味?」と考えちゃうと思います。
実は、アイスコーヒーとソーダの組み合わせた夏向き
な新感覚なドリンクなんです。

関西ではアイスコーヒーのことを「冷珈(れいこー)」
と呼んでいたそうで、それをもとに名づけたとか。
アイスコーヒよりも言葉の響きが独特です。

新商品化には、世の中で他がやっていないものをあえて
挑戦する
というところに面白さがあります。

アイスコーヒーとソーダーというそれぞれ別の商品を、
あえて2つを一緒にするという新しい飲み方を提案する
ことこそ、私がこれからのブランディングで重要だと考える
コトづくり」なのです。

上島珈琲店は、大人のためのコーヒー店というイメージが
あります。そして、こだわりの「ダブルネルドリップ」を
使ったコーヒーが特徴です。

そのコーヒーのコクと爽やかなソーダの味を表現するにあ
たり、単に奇を狙った商品ではなくて、きちんとコーヒーの
持ち味を活かすためのソーダとの組み合わせである点を
「冷珈ソーダ」というネーミングが何とも言えない不思議感
を醸し出している点が巧いですね。

おそらく、同社では冷珈ソーダによる売上は期待していない
のではないかと思います。
むしろ、この冷珈ソーダという飲み方の提案が話題性となり、
このことがきっかけとなって上島珈琲店のブランドにおいて
新しいコトが創出される可能性もあります。

まさに、上島珈琲店は、スタバでもドトールでもない、独自
のレトロ感覚をもつブランドを確立しつつあります。

これからの販売戦略は、意外性を形にする実践力と、
コトをつくれる創造力
が問われています。

そして、デフレ消費に打ち勝つためには、いかにブランド
価値を高めて差別化していくかがポイントだと思います。  


Posted by 株式会社コミュニティブレインズ at 23:35Comments(0)ブランド

2011年07月21日

まず出口戦略を立てましょう

今日は、横浜で神奈川県内の中小企業の販路開拓について
合同ヒアリングに出かけてきました。

今回は、新技術や新規開発の商品・サービスを有する
中小企業が集まってプレゼンを聞くのですが、毎回こうし
た現場に行くと決まって言われることは、

「どうやって販路を拡大すればよいのかわからない」

「具体的な販売先がよくわからない」

という声が経営者から出されます。

経営者から、「自らこんなに素晴らしい商品・サービスを
開発したんです!」、とアピールされるんですが、既存製品
との違いが見えづらいもの、そもそも商品の良さがわかりに
くいものなど、外部から見ると判断に迷う商品・サービスが
実に多いです。

結局、先に技術ありき、シーズありきで開発してしまったり
すると、モノとしては立派でも、ユーザーという存在のこと
を考慮しないなんてことがよく起こります。

また、何となく行けるんじゃないかという形でスタートして
しまうケースがあとを後を絶ちません。

こうした「出来ちゃった」商品、出来上がってから、さて販売
をどうしようか・・・と頭を抱え出します。

せっかく時間とコストをかけて開発するんです。
ぜひ、最初に作ったあとでどのようにして販売していくのか、
営業を想定した仮説を立ててください。

そして、仮説に基づいた販売戦略、いわゆる出口戦略を
きちんと立てる
ことが重要です。

これまで、開発前や開発途中で当社に相談された企業では、
商品開発を見直したり、商品改良を実施することで失敗をせず
にその後の販路開拓をスムーズに進めることができるケースが
多いです。

また、正しい事業計画、販売計画を一緒に作成して、いかにして
それ実行していくのか、一貫したアドバイスを続けています。

もちろん、既に商品開発を終えてしまった場合は、商品改良が
必要な場合は見直したり、販売計画の修正を行ったりもしま
が、明らかに先に行った方が効率的です!。

もし、少しでも販売でお悩みの場合は、ぜひ、当社で毎月実施
している「現地訪問・無料相談会」にてお気軽にご相談頂き
たいと思います。
もちろん、電話でもお受けしています。

03-5761-9135
 info@communitybrains.co.jp
  


Posted by 株式会社コミュニティブレインズ at 23:59Comments(0)営業・販売

2011年07月19日

真のブランドのあり方 ~サービスの達人を活かす~

私が、日頃「ブランドマーケティング実践法」として皆さま
にどのようなお話をするのか、今回は現場でよく見られる
ブランドへの固定概念に関するお話をしようと思います。

多くの場合、世間で言われるブランドとは、有名で知名
度がある好感度が高い(ステータスがあるもの)

または商品・サービスの品質が高いものをブランドだ
と捉えられています。

しかし、これからの時代、ブランドとは単に商品・サービス
品質高感度(イメージ)が良いことではなく、
むしろ、お客様にどれだけ価値を高められるか、感動
や満足、喜びが与えられるか
というお客様に軸足が
動いたものがブランドに変わりつつあります。

つまり、企業としての接客、姿勢、アフターケアーなど
の対応自体もブランドである
と言える訳です。

そして、企業や組織において、現場で感動や満足、喜び
を与えられるサービスを行う「人材」のスペシャリティー
な状態(品質)
に力点を置いた経営を行うことが、
中小企業に求められる真のブランドと言えます。

まさに、それを体言していくノウハウがブランドマーケティ
ング実践法
なんです。

今回、そのブランドづくりの実践において参考になる面白い
本をご紹介します。

日本一の秘書―サービスの達人たち日本一の秘書―サービスの達人たち (新潮新書 411)/野地 秩嘉

¥735
Amazon.co.jp

企業や組織でサービスを行う達人が与えてくれる、最高
のサービスがもつ価値は、まさに最高のブランドです。

中小企業こそ、この最高のブランドを追求することが差別化
になり、オリジナルの魅力を生み出します。

現在、私はこのブランドづくりを農業の分野に導入する試み
を行っています。
つまり、農産物そのものの品質から、それをつくりあげる
生産者の技に価値を置く、生産者が主役であるブランドを
つくることです。

同じことは、中小企業にいる多くの達人にも言えます。

ぜひ、そのオリジナルの魅力を一緒に生み出していきま
せんか。  


Posted by 株式会社コミュニティブレインズ at 06:10Comments(0)ブランド

2011年07月05日

米トレーサビリティ法 産地情報の伝達が施行

7月1日から、米トレーサビリティ法について完全施行され
ました。

既に、同法については昨年10月1日より米と米加工品にお
ける「取引等の記録の作成・保存」が始まっていますが、
今回は「産地情報の伝達」が新たに施行されました。

ちなみに、「取引等の記録の作成・保存」については、以前
の私のブログで同法の施行動向を触れています。

その「産地情報の伝達」について、以下の2つが義務付け
られました。

(1)事業者間における産地情報の伝達
(2)一般消費者への産地情報の伝達


そして、肝心の対象品目ですが、精米や玄米など米穀類
だけでなく、米粉はもちろん、お餅やだんご、米価など
米加工食品、おにぎりや弁当、赤飯・おこわなど料理され
た米飯食品も対象です。

当然ですが、清酒や米焼酎、蒸留酒、みりんなども対象
です。

つまり、米を主体したものはすべて対象となるのです。

先週末、新潟の顧問先の生産者が上京した際に、トレーサ
ビリティー法に関して米関係の表示の相談を受けました。

既に、同法の施行を念頭にして昨年から表示ラベルの改善
をしていたので新たに作り変えるような問題はありません
でしたが、仲間の農家ではこの法律自体をあまり重要視
していない人もいる、という話でした。

また、先日都内の飲食店から受けたご相談は、今までの
経験ではまったく新しいタイプのお話しでした。

「今までは原価を気にして安い業務用精米を使用してきた
が、今後お客様に情報開示することになると、単に取引上
の産地情報を伝えただけではマイナス効果ではないか?」
ということでした。

実は、法律では国産のお米であれば「国産米使用」と表示
すれば、それ以上の義務はありません。
しかし、消費者は既に国産米は日常当り前であり、
「●●県産」と表示がないと安心しない傾向にあります。

さらに、「●●県産」と表示するだけでは不十分で、その
「品種」まで知りたい、有機なのか、低農薬なのかまで気
にする人など様々です。

つまり、産地ブランドとして「コシヒカリ」「ひとめぼれ」
「あきたこまち」などイメージが出来上がっているので、
あえて表示するからにはイメージがよく、売上に結びつく
産地や品種でないと逆効果という懸念が出てきます。

そのため、なるべく価格を抑えた中で、良質なお米を一定
量、生産者から直接購入できる先のご紹介と、お米を使った
店のブランディングも兼ねてご支援できないか、紹介して
ほしいという相談だった訳です。
(今回は、たまたま新潟を希望されていたので、そのこと
で先般の農家と話をしたという経緯もあります)

仮に、飲食店の場合はこのようなフレーズになるかと思い
ます。

『当店は、秋田県産あきたこまちを100%使用しています』

もちろん、地方でご商売をされている人は、地元のお米を
自信をもって情報伝達することは問題ないです。
そして、食材という観点で見ると、産地情報の扱いは今後
ますますシビアなものになる、と私は見ています。

でも、逆に言うと、生産者も飲食店も自分のウリになるお米
を差別化してアピールできるチャンスと、前向きに捉える
ことが大切ではないでしょうか。
自信をもってお客様にお伝えできることから勝機を見出す
お手伝いをしていこうと思う今日この頃です。
  


Posted by 株式会社コミュニティブレインズ at 18:47Comments(0)

2011年07月03日

3.11後は、欲求における価値観に変化

マーケティングを実践している人には当り前である概念に、
『マズローの法則』があります。

これは、心理学的に人間の欲求を分析したもので、欲求の
5段階説とも云われています。

人間の動機は階層的序列があるとして、マズローが提唱
したこの欲求の5段階説による概念ですが、改めてその
5つを見てみます。

①生理的欲求(生きる上での最低限の欲求=食欲・睡眠・性欲など)
②安全性欲求(住居・衣服・貯金など生活の安定、安全)
③社会的欲求(帰属する者への欲求=友情・協同・仲間など)
④自我の欲求(他人からの尊敬・評価される・昇進)
⑤自己実現欲求(自分の夢や生き方の追求・自立)

これまでは、①⇒②⇒③⇒④⇒⑤と進むごとに高次の欲求
になるとされてきました。

しかし、3.11の東日本大震災以降、私たちは大いなる
価値観の転換が起きていると思います。


まさに、震災で「②安全性欲求」への備えの意識や安全に
対する意識が確実に増大したのではないでしょうか。

そして、何より日本や世界中から支援の輪が広がる中、
特に被災地での「③社会的欲求」というものが強くなって
います。

コミュニティが欠如しているという都心部に住む人々にとっ
ても、改めて、家族や友人、仲間というつながり、絆を見直
す機会にもなりました。

もはや、マズローの法則に見られる高次の欲求も、未曾有
の大震災でその欲求価値は確実に一変しましたね。

このことは、ビジネスにおけるサービスにも大きな変化
をもたらす
と思われます。

例えば、高齢化が進んでひとり暮らしのお年寄りが増える
ことで、災害時の不安とケアという部分は大きな問題です。
これらを解消するための新しいサービス化と、地域社会の
支え(扶助)というネットワーク化が、新しい変化をもた
らすように感じます。

これからは、安全性欲求や社会的欲求をテーマに、これら
を満たすものづくりやサービスのニーズが高まると思い
ます。

この点をポイントにしたビジネスチャンスに期待したい
ですね。  


Posted by 株式会社コミュニティブレインズ at 23:57Comments(0)ビジネス

2011年07月01日

人はイメージで行動する動物

人はイメージで行動する動物です。

この度、ぐるなびが自社の旅情報サイト「ぐるたび」内で
実施した「人気観光地投票」および「人気駅弁投票」の
アンケート結果が発表されました。
(この調査自体、私にとってはあまり驚きがありません
でしたが・・・)

「人気観光地ランキング ベスト10」。第1位は・・・・
北海道」です。

この手の調査を行うと、ほぼ多くの回答として「北海道」が
1位になるのは定番化しつつあります。

以下、ベスト10の結果です。

1位 : 北海道 24.4%
2位 : 沖縄 5.2%
2位 : 愛知 5.2%
4位 : 長崎 4.8%
5位 : 香川 4.4%
6位 : 京都 3.2%
7位 : 福岡 2.8%
7位 : 兵庫 2.8%
9位 : 愛媛 2.4%
9位 : 宮崎 2.4%

北海道のイメージが上位の中でも際立っていることがわかる
かと思います。

第2位の沖縄も北海道の次に人気のエリアで定番ですね。
さらには、長崎や京都など、常に上位に入ってくる地域です。

皆さん、もうお気づきですね。

人というのは、一度その地域に何らかの思い入れや良い
イメージが出来ると、行動においてそのイメージが強く
影響します。

多くの日本人にとっては、北海道という土地については
ポジティブな意味で、ある一定のプラスイメージが形成
されています。

この北海道や沖縄が上位であることが何を意味している
のか・・・。

それは、販売戦略においてイメージ(視覚)に訴えること
は大きな意味をもつことにつながります。

良いイメージが頭の中に再現されるような環境をつくる
ためには、キャッチコピーをつくったり、そうした映像
やHPを作ることです。

iphoneのCMは、まさにこれを実践しています。

iphoneを購入することで、あなたの生活はこんな風になり
ますよ、とキャッチコピーと映像でを訴えているのです。

 ・自分自身に何をもたらしてくれるのか?
 ・生活がどんなに便利になるのか?
 ・どれだけ楽しくなれるのか?


ただし、単なる漠然としたイメージだけで中身がないと
いう状況は避けなくてはなりません。

中小零細企業、農業の現場でもまさに良いイメージを
形成し、継続して支持してもらえる「ブランド」の
あり方が問われています。
  


Posted by 株式会社コミュニティブレインズ at 08:25Comments(0)ブランド