2011年07月23日

「 冷珈 (れいこー)ソーダ」から見る売れる戦略

近所にある上島珈琲店で、夏季限定商品で気になるものが
発売されていました。

その名は「冷珈(れいこー)ソーダ
$ 『ブランドマーケティング実践法』☆地域戦略マーケッターのブログ☆

「一体どんな味?」と考えちゃうと思います。
実は、アイスコーヒーとソーダの組み合わせた夏向き
な新感覚なドリンクなんです。

関西ではアイスコーヒーのことを「冷珈(れいこー)」
と呼んでいたそうで、それをもとに名づけたとか。
アイスコーヒよりも言葉の響きが独特です。

新商品化には、世の中で他がやっていないものをあえて
挑戦する
というところに面白さがあります。

アイスコーヒーとソーダーというそれぞれ別の商品を、
あえて2つを一緒にするという新しい飲み方を提案する
ことこそ、私がこれからのブランディングで重要だと考える
コトづくり」なのです。

上島珈琲店は、大人のためのコーヒー店というイメージが
あります。そして、こだわりの「ダブルネルドリップ」を
使ったコーヒーが特徴です。

そのコーヒーのコクと爽やかなソーダの味を表現するにあ
たり、単に奇を狙った商品ではなくて、きちんとコーヒーの
持ち味を活かすためのソーダとの組み合わせである点を
「冷珈ソーダ」というネーミングが何とも言えない不思議感
を醸し出している点が巧いですね。

おそらく、同社では冷珈ソーダによる売上は期待していない
のではないかと思います。
むしろ、この冷珈ソーダという飲み方の提案が話題性となり、
このことがきっかけとなって上島珈琲店のブランドにおいて
新しいコトが創出される可能性もあります。

まさに、上島珈琲店は、スタバでもドトールでもない、独自
のレトロ感覚をもつブランドを確立しつつあります。

これからの販売戦略は、意外性を形にする実践力と、
コトをつくれる創造力
が問われています。

そして、デフレ消費に打ち勝つためには、いかにブランド
価値を高めて差別化していくかがポイントだと思います。  


Posted by 株式会社コミュニティブレインズ at 23:35Comments(0)ブランド

2011年07月19日

真のブランドのあり方 ~サービスの達人を活かす~

私が、日頃「ブランドマーケティング実践法」として皆さま
にどのようなお話をするのか、今回は現場でよく見られる
ブランドへの固定概念に関するお話をしようと思います。

多くの場合、世間で言われるブランドとは、有名で知名
度がある好感度が高い(ステータスがあるもの)

または商品・サービスの品質が高いものをブランドだ
と捉えられています。

しかし、これからの時代、ブランドとは単に商品・サービス
品質高感度(イメージ)が良いことではなく、
むしろ、お客様にどれだけ価値を高められるか、感動
や満足、喜びが与えられるか
というお客様に軸足が
動いたものがブランドに変わりつつあります。

つまり、企業としての接客、姿勢、アフターケアーなど
の対応自体もブランドである
と言える訳です。

そして、企業や組織において、現場で感動や満足、喜び
を与えられるサービスを行う「人材」のスペシャリティー
な状態(品質)
に力点を置いた経営を行うことが、
中小企業に求められる真のブランドと言えます。

まさに、それを体言していくノウハウがブランドマーケティ
ング実践法
なんです。

今回、そのブランドづくりの実践において参考になる面白い
本をご紹介します。

日本一の秘書―サービスの達人たち日本一の秘書―サービスの達人たち (新潮新書 411)/野地 秩嘉

¥735
Amazon.co.jp

企業や組織でサービスを行う達人が与えてくれる、最高
のサービスがもつ価値は、まさに最高のブランドです。

中小企業こそ、この最高のブランドを追求することが差別化
になり、オリジナルの魅力を生み出します。

現在、私はこのブランドづくりを農業の分野に導入する試み
を行っています。
つまり、農産物そのものの品質から、それをつくりあげる
生産者の技に価値を置く、生産者が主役であるブランドを
つくることです。

同じことは、中小企業にいる多くの達人にも言えます。

ぜひ、そのオリジナルの魅力を一緒に生み出していきま
せんか。  


Posted by 株式会社コミュニティブレインズ at 06:10Comments(0)ブランド

2011年07月01日

人はイメージで行動する動物

人はイメージで行動する動物です。

この度、ぐるなびが自社の旅情報サイト「ぐるたび」内で
実施した「人気観光地投票」および「人気駅弁投票」の
アンケート結果が発表されました。
(この調査自体、私にとってはあまり驚きがありません
でしたが・・・)

「人気観光地ランキング ベスト10」。第1位は・・・・
北海道」です。

この手の調査を行うと、ほぼ多くの回答として「北海道」が
1位になるのは定番化しつつあります。

以下、ベスト10の結果です。

1位 : 北海道 24.4%
2位 : 沖縄 5.2%
2位 : 愛知 5.2%
4位 : 長崎 4.8%
5位 : 香川 4.4%
6位 : 京都 3.2%
7位 : 福岡 2.8%
7位 : 兵庫 2.8%
9位 : 愛媛 2.4%
9位 : 宮崎 2.4%

北海道のイメージが上位の中でも際立っていることがわかる
かと思います。

第2位の沖縄も北海道の次に人気のエリアで定番ですね。
さらには、長崎や京都など、常に上位に入ってくる地域です。

皆さん、もうお気づきですね。

人というのは、一度その地域に何らかの思い入れや良い
イメージが出来ると、行動においてそのイメージが強く
影響します。

多くの日本人にとっては、北海道という土地については
ポジティブな意味で、ある一定のプラスイメージが形成
されています。

この北海道や沖縄が上位であることが何を意味している
のか・・・。

それは、販売戦略においてイメージ(視覚)に訴えること
は大きな意味をもつことにつながります。

良いイメージが頭の中に再現されるような環境をつくる
ためには、キャッチコピーをつくったり、そうした映像
やHPを作ることです。

iphoneのCMは、まさにこれを実践しています。

iphoneを購入することで、あなたの生活はこんな風になり
ますよ、とキャッチコピーと映像でを訴えているのです。

 ・自分自身に何をもたらしてくれるのか?
 ・生活がどんなに便利になるのか?
 ・どれだけ楽しくなれるのか?


ただし、単なる漠然としたイメージだけで中身がないと
いう状況は避けなくてはなりません。

中小零細企業、農業の現場でもまさに良いイメージを
形成し、継続して支持してもらえる「ブランド」の
あり方が問われています。
  


Posted by 株式会社コミュニティブレインズ at 08:25Comments(0)ブランド