2010年04月26日

CSRは企業経営のキーポイントになれる

CSRへの世間の関心は年々高まっています。
中でも、CSR活動としての「社会貢献活動」への企業の関心はとても
大きいと言えると思います。

CSRは、大手企業の本社や都市部だけのイメージではなく、地方において、
大手企業の支社や営業所レベルで、地域との関わりを持ったCSR活動
を進めているところも珍しくなくなりました。

最近の農業体験ブームもあり、企業でも社員参加による農作業の手伝いや
草取り、地域での様々なボランティア活動を進める動きがかなり増えています。

私が理事を務める某NPOでも、大手企業からのCSRの問い合わせや
活動企画の相談などがここ1年あたり増加しています。

実際、CSR活動として休日に社員参加の農業体験を行っている企業の声
では、普段あまり話をしなかった社員と交流できたり、家族で参加することで
団らんが生まれる、といったコミュニケーションの場としての効果もみられて
います。


大手企業におけるCSR活動への流れは、CSRを通した社会貢献活動という
大義名分に加え、企業経営におけるブランド向上の観点からというイメージが
定着しています。

確かに、ブランド力を上げる手段としてCSRは大きな意味を持っているという
のは否定しません。

しかし、CSRの価値は何も消費者に対するアピールだけではありません。

社員・従業員に対して、CSRの活動を通じや雇用上の魅力や職場のコミュニ
ケーション形成、会社との信頼関係の構築につながります。

そして、企業の従業員の関係に加え、地域との連携強化につながり、信頼関係も
生まれてくるという訳です。


とはいえ、リーマンショック以降、企業におけるCSR関連予算は縮小される傾向
にあります。企業収益が減る中で、CSRを維持するだけの余裕がないというのは
本音でしょう。
ある意味仕方ないことかもしれません・・・。


しかし、本来CSRは「攻めの」企業経営だと私は思います。

混沌とする経済においては、企業の「投資」としてCSRを強化できる会社というのは、
長いスパンで社会経済を見据えているともいえます。

CSRの取組みは、ある意味で”時代を生き抜く企業”の指標と考えられのかも
知れませんね。  


Posted by 株式会社コミュニティブレインズ at 13:17Comments(0)経営

2010年04月16日

助成金

4月になると本年度の事業経営に関する部分で、地域の経営者からの相談も
増え出します。その多くは「助成金」に関係した相談内容が多くなります。
(おそらく、4月は国や県の事業予算が固まり出すことの影響でしょうか)


相談内容としては、「新規事業をやりたいので、助成金で資金調達がしたいのですが、
何とかなりませんか?」というものが大半です。

つまり、中小企業の経営者の多くは、自社において十分な自己資金がないため、
助成金を申請して採択されれば、資金の目処が立つと考えているのです。


しかし、ここに助成金の落とし穴があります。


それは、助成金とは、事業として支払った経費を後で報告して、”精算払い”を行う
ことで経費分を返金してもらう制度であり、けしてタダで資金がもらえるものでは
ないからです。  

助成金には補助率があって、1/2とか、1/3などと決められていることが
ほとんどです(※もちろん、全額補助というものもあるにはあります)。
そのため、1/2補助ということは「事業全体で必要な予算のうち、支出された経費の
半分を国や県が補助します」ということになります。


もうおわかりだと思いますが、中小企業にとってはそもそも事業予算が確保できず、
十分な自己資金がない場合には、助成金の申請ができない訳です。

「事業資金がないから、何とか助成金で穴埋めをする」、そうした誤った認識で
助成金を捉えている経営者は、意外と多いのです。
そもそも、最初から助成金をあてにするという経営者は、手段が目的になって
しまっています。

しかも、申請の段階では採択されるかどうかがわからない訳で、採択されない
場合は事業を実施しないという、資金ありきの本末転倒な話も見受けられます。


予め事業予算を確保ができている会社が、助成金をもらって残りは自己負担
する、という明確なビジョンと気構えがないと、助成金の成果としてはうまく
いかないのです。

新規事業で成功した中小企業の多くは、助成金を上手に活用しています。

デフレと経済不況なので、ますます助成金は中小企業の経営者にとっては、
とても魅力的なネタになることは間違いありません。


ただし、助成金を活かすも殺すも経営者次第です。


アグレッシブな経営者の皆さんと円滑な事業戦略における有効な助成金の
活用を見出したいものです。  


Posted by 株式会社コミュニティブレインズ at 03:40Comments(0)経営